ボアアップ
jun internatioalビッグフィンSPハイクオリティーWPC80ccフルパワーセット
念願のボアアップです。
50ccのモンキー・ゴリラ乗りの間では当たり前のようになっているボアアップに挑戦。
タケガワ、キタコ、デイトナなどからいろいろとボアアップキットが出ているけど、選んだのはjun internationalの80ccボアアップキット。
通勤で使うので耐久性を重視して、耐久性で評判のよさそうなjunのボアアップキットを選びました。
ノーマルで足回りとマフラーを代えている状態で、70〜80ぐらいは出ているけど、スタートが遅いし、もうちょっと楽にスピードが出せるほうがいいと思ってのボアアップ。そんなにめちゃめちゃ早くならなくていいので、ちょこっと早くなって、毎日の通勤に耐えれるものと思って探したキット!
ではでは、ボアアップ開始です。
使用した工具類 | |
プラス、マイナスドライバー | レンチ・スパナ |
トルクレンチ | スクレーパー |
オイルストーン | プラスチックハンマー |
カッター | |
特殊工具 | |
フライホイールプーラー | スプリングプライヤー |
ユニバーサルホルダー | フライホイルプーラー |
タペットアジャストレンチ | ロックナットレンチ |
ボアアップ手順 | |
1、まずはマフラーを外して、エンジンオイルを抜く。 | ![]() |
2、エアークリーナー、キャブレターをはずす。(ぶっちゃけ、この後に、エンジンを車体からはずした方がボアップキットを組み込むのには楽チンです。僕はここでは外してないけど後でエンジン外しました。) |
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3、プラグ、クラッチワイヤーをはずして、ヘッドカバーのカバー、タペットキャップをはずす。 | ![]() ![]() |
4、フライホイールカバーを取り外して、スポロケも取り外す。 | ![]() |
4、フライホイールのカバーを取り外してみると、スポロケの部分がかなり汚れていたので、556やパーツクリーナーを使ってごしごしときれいにしました。 |
![]() 汚れたフライホイールのカバー ![]() ごしごしとだいぶきれにしました |
5、カムチェーンを固定しているボルトを外して、カムチェーンのギアを取りはすず。カムチェーンのギアが外れたら、ヘッドをとめているボルトを外して、固着していたので、プラスチックハンマーでこんこんと軽くたたきながら取り外し。 | ![]() |
6、ヘッドが外れたら、カムチェーンガイドローラーをとめているボルトを外し、ガイドローラーを取り外してから、シリンダーをそーっと取り外す。別にシリンダーを再利用するわけじゃないので、そーっとじゃなくてもよかったけど、気分的にそーっと外しました。その後、ピストンの取り外し。 | |
7、クラッチ側のカバーを取り外すために、ステップを取り外す。ステップを外せばスタンドもなくなるので、メンテナンススタンドなどでこけないように固定。この後、フライホイールを取り外そうとしたけど、フライホイールがあまりにも硬くて、不安定な状態で力を入れるのが怖くて、車体からエンジン下ろしました。何せ、なんどかこけそうになっちゃいましたから。 |
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8、ユニバーサルホルダーでフライホイールを固定して、ラチェットを使ってフライホイールを固定しているボルトを外して、フライホイールプーラーでフライホイールを取り外す。 僕はカムチェーンを強化カムチェーンに交換するので、ピックアップコイル?(モーターの中身みたいなの)も取り外して、カムチェーンも交換。このときに、ピックアップコイル?を固定しているのがプラスの皿ねじなので、インパクトドライバーを使用して、外しました。たぶん力に任せてドライバーでするとなめます。たぶんというか、確実になめます。 |
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9、カムチェーンを交換して、外したのと逆の順番でフライホイールを組み付け。 | |
10、反対側にまわって、クラッチを取り外す。ここでも、インパクトドライバーでクラッチのふたみたいなのを固定している皿ねじを取ります。ドライバーじゃあなめるの確実なほど硬いです。このねじはボアップキットに六角レンチで外せるねじがついていたので、そちらに交換。 | |
11、クラッチのふたがとれたら、クラッチの取り外し、ロックナットレンチとユニバーサルホルダーでクラッチが回らないようにして、クラッチをとめているボルトを外して、ボアアップキットに入っていたクラッチと交換。 付属のクラッチはすでに組んであり、センターも出ているらしいので、そのまま組み付けて、逆の手順で組み立て。 それと、オイルポンプもついでにするので、オリフィスの拡大をおそるおそるドリルでして、オイルポンプも大きなものに交換! ![]() ![]() |
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12、ここからはいよいよ、ピストンの組み付け!ピストンにノックピンを片側に取り付け、ピストンを組み付けます。 ラッキーなことにjunのボアアップキットはピストンリングがすでに組み付けてあったので、ピストンリングを入れる苦労はありませんでした。 このときに、いろんなサイトやキタコの「トラの巻」にも書いてあるように、ノックピンが飛んでいかないように注意とあったけど、何度か飛ばして、探すのに苦労しました(T_T) どうにかこうにか、 ノックピンを入れて、ピストンの取り付けも完了! |
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13、シリンダーの組み付け!ピストンにエンジンオイルを塗って、シリンダー内にもエンジンオイルを塗って、カムチェーンをシリンダーの横の穴に通して、シリンダーにピストンをそーっと入れていく。シリンダーに傷が入らないようにそーっとです、そーっと!! | |
14、シリンダーを取り付けてから、カムチェーンガイドローラーを取り付け。ガイドローラーが奥のほうにおっこちないように注意しながら組み付け。何度か落ちそうになりました(- -;) | |
15、カムチェーンガイドローラーの組み付けが終われば、ヘッドを組み付けます。これまた、ボアップキットのヘッドはハイカムなども組み付けてくれていたので、すぽっとスタッドボルトに通すだけ。らくちんです。 |
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16、一応大丈夫だとは思ったけど、タペットを調整してから、タペットカバー、ヘッドカバーを取り付け、新しいプラグを取り付けて、ほぼボアアップ完了!まだ、ほぼですから、ほぼ。 | |
17、エンジンおろしちゃったので、エンジンを車体に載せて、キットに付属していたスポロケを取り付けて、フライホイールのカバーをつけて、チェーンを調整。 | |
18、キットについていたPC20用のマニホールドとPC20のキャブを取り付け、ついでに、クラッチも取り付けて、これまたキットに入っていたハイスロとアクセルワイヤーを取り付け! |
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19、プラグケーブルを取り付けしようと思って説明書を見ると、プラグケーブルは延長しないとつきませんとのこと!なぜ??と思ってよーく見てみると、PC20のキャブが右振りで、プラグの根元の四角い箱みたいなのを移設しないといけないので、プラグケーブルの長さが足りなくなるとのこと。実際にやってみると確かに足りない(T_T) でも、我が家には以前乗っていたバイクにつけていたNGKのプラグケーブルがあるから、それを切り取って延長!無事に取り付け完了!! |
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20、そして、ボアアップ用に購入していた、ヨシムラサイクロンタイプ6を取り付け!手の油がつかないように、軍手をして、サイクロンを持ち上げてみると、軽さにびっくり!さすがヨシムラって感じです。 まあ、マフラーなんでちょちょいのちょいで取り付け終了! |
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21、これまたボアアップと同時につけようと思っていた、タケガワ スーパーマルチLCDメーターも取り付け!付属のステーでは取り付けができなかったので、エーモンステーを使ってステーを自作して取り付け!かっこいい!! |
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22、ボアアップ終了!エンジンかけるぞー!って思ったら、エンジンオイル入れるのを忘れてたので、あわててエンジンオイルを入れて、ほんとにボアアップ終了!エンジンオイル入れ忘れて、あやうくエンジン壊すところでした(- -;) | |
23、いよいよエンジン始動!と思いきや、またまたトラブルというか、ハプニング!ヨシムラのマフラーに交換したことによって、キックペダルがマフラーに当たるから、近くの南海部品に行って、キックペダルを購入!2000円ぐらいと思ってたら、5000円以上もして、びっくり! 今度こそ、エンジン始動!キャブの調整はしてないものの、アイドルスクリューをちょいと回すだけでアイドリングは安定!とりあえずということで、走ってみようとしたらエンスト! クラッチの調整忘れてました(T_T) クラッチ調整して、気を取り直して、エンジン始動&走行! パワフルです!1.6倍になった排気量のおかげでかなりパワフルです! しかーし、またまたトラブルです。チェーンのはりを調整するときに、リアブレーキをゆるめていたので、リアブレーキがまったく利きません!しかも、リアアスクルシャフトのボルトもしめつてませんでした!! あわてて、ガレージに戻って、アスクルシャフトのボルトをしめて、ブレーキも調整して無事に少し走って、ボアアップ終了です! |
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ボアアップしてみて | |
ボアアップの感想としては、一番ややこしかったのはガスケットをはがすことでした。 |