オイルクーラー取り付け
空冷のFTR君にオイルクーラーを取り付けました。オーバーヒート防止、オイルさらさら化防止のためにオイルクーラーの導入を考えていて、少し前にバイク屋さんのバーゲンで購入して、取り付けに必要な純正部品をHONDAに頼むと、一つの部品がバックオーダーということと、お盆休みがかさなって、部品とりよせに20日くらいかかってしまって、オイルクーラーが活躍する夏が終わりかけ(T-T)
これから寒くなるので、取り付けてもオーバークール対策をしないと。

オイルクーラーを取り付ける前に、エンジンオイルを抜いておきます。
次に、ブレーキペダルを取り外すために、左の写真のボルトを取り外す作業にかかってみたものの…、このボルトというかネジというか、これを外す工具がありませんでした。ヘキサゴンレンチでも、スパナでもドライバーでも回せません。きっと専用工具が必要なんだろうと思ったけど、今から専用工具を買うのも面倒なので、ブレーキペダルはそのままほっておきます。

次に、ステップペダルを取り外します。
写真の二個のボルトを外します。
………………
この二個のボルトめちゃめちゃ硬いです。
556をたっぷり吹きかけても、プラスチックハンマーでとんとんしても全く動きませんでした。だから、少しふてくされて、スピードメーターバックライトの交換をしたりして、気分転換。
バックライトの電球を交換して、気分を取り直してもう一度チャレンジ!何度も何度もチャレンジして、かなり力いっぱい力を入れて、どうにか動きました。
この作業で1時間かかってしまい、お店に頼もうかと思ったりしました。

どうにかステップペダルを外して、次はカバーの取り外し。
カバーの周りについているボルトをラチェットレンチで取り外していきます。左下のボルトはブレーキペダルを思いっきり下に下げて、ラチェットで取り外し。
ブレーキペダルは別に外さなくても作業はできることが判明しました。
ボルトが全部外れたら、クラッチケーブルを外して、ケースをプラスチックハンマーで布をかませながら、色んな箇所を軽くこんこんと叩いて、ケースを外していきます。
このケースは交換しちゃうんで、どうなってもよかったんですけど、傷がつかないように慎重に外します。

ケースを外すと左のような状態になります。
赤のラインを引いた部分、ケースとの合わせ目の部分についている緑色っぽいガスケットを、スクレーパーでけずっていきます。
ちゃんとけずっておかないと、新しいガスケットを付けたときに隙間などができて、オイル漏れの原因になったりするので、しっかりととっておきましょう。ただ、しっかりとろうとして、本体に傷をつけたりしないように気をつけたください。
それから、外したケースの方についている部品を外します。
1番の部品を手前にひいて外します。
2番のバネを外します。
3番のピンを先のひらべったい棒で中に押し込みます。
ホンダに専用のピンドライバーというものがあるらしいけど、購入しませんでした。この作業はほとんどしないので、そのためだけの工具はもったいないです。でも、ちょっと苦労したので、買っとけばよかったとも思いました。
ちなみにこのピンは新しいものに交換して、とりつけます。
4番のクラッチケーブルがつながっていた棒を、上に引き抜きます。
後で、この作業と逆の手順で、オイルクーラー用のカバーにこれらの部品取り付けます。

さっきの作業で取り外した部品と、ケースの上部に取り付ける5番の部品。
5番の部品はオイルクーラーセットに最初からついてます。新しく必要になる部品は3番の部品。これがバックオーダーで納品にかなりかかります。

ここからは、さっきの順序とは逆に、
・ オイルクーラー用ケースに左の部品を取り付け
・本体の方にガスケットを取り付けて、オイルクーラー用ケースを取り付けて、ボルトを締め付けてます。
・ケースを固定できたら、ステップペダルを取り付けます。

左の写真が、ボルトを締め付けてケースを取り付けた写真。
ケースを取り付けた後に、写真の右側にあるブルーのホース接続用の部品をとりつけます。
次に、ハンドルストッパーの部分にオイルクーラーステーを取り付けて、○の部分のボルトをヘキサゴンレンチとメガネレンチで締め付けたいきます。

次に、フレームのオイルクーラーステーの下の部分を取り付けます。
ステーの取り付け段階では、オイルクーラーはステーには仮止め状態です。
ステーの位置がしっかり決まってから、しっかりと固定します。
マイナスドライバーで○の部分のネジを回して、しっかりと取り付けをします。

オイルクーラー本体が固定できれば、次にホースの取り付けです。長い方のホースをオイルクーラー本体の上の部分と、ケースの奥の方のホースを取り付ける部分の取り付け、短い方のホースを残りの取り付け部分に取り付けます。
このときに、ホースの角度がうまくあわなければ、モンキースパナでジョイント部分をゆるめて角度を調整します。
ホースの取り付けが完了すれば、ホースの中央部分に二本のホースをまとめる部品をとりつけて、オイルクーラー取り付けは終了。
オイルクーラーを取り付けたら、エンジンオイルを規定量の1リットルをいれます。
オイルクーラーを取り付ける前は、オイルクーラーを取り付けることによって、オイル量がどうなるか分からなかったのですが、説明書には規定量と書いてあったので、規定量の1リットルを入れて、エンジンを暖気します。
暖気運転してから、オイルがオイルクーラーから下がってくるのを待って、オイル量を確認して、各部でオイル漏れがないか確認して、すべての作業は終了です。
外見的にはかなりいい感じになりました。